「SPEC」が終わって悲しみにくれていたぼくを興奮させてくれたドラマが、小栗さん主演の「BORDER」でした。毎回、オンタイムで見続けたドラマでした。そんな大好きなドラマがついに最終回を迎えてしまいました。
小栗さん演じる主人公「石川」が死者と話せるという特異な設定を持ちながら「刑事ドラマ」という枠を意識させてくれました。万能感や特殊な能力を持つ者だけが感じる嘆きに焦点を当てず、「刑事石川安吾が犯人を捕まえたい」という執念が常に最上位に来ていた所が好きでした。その悪に対する執念の強さが結末に向かい、ある一線を飛び越えてしまったと感じています。そこでこのタイトル「BORDER」の意味を知ることになりました。
SF映画の金字塔「猿の惑星」のラストシーンでなんとも言えない気持ちを子供時代に味わいましたが、匹敵、劣らないくらいのエンディングがBORDERの最終回に待っていました。こんな気持ちを持ちながら、しばらくは過ごしそうです。