押し入れの中に鎮座してた「YAMAHA QX-3」20代に買った音楽用シーケンサーです。今だったらiMacが余裕で買えちゃう値段でした。作曲、ライブと大活躍で大変お世話になりました。
持っていた多くの機材は中古屋行きになりましたが、QX-3だけはハードケースに厳重に守られ、来たるべき日を待っていました。青春時代に創った曲たちは骨董品のような箱にMIDIデータとして眠り続けました。
創った曲が再び作り直せる日がくる。そんなことを思いながらQX-3を残し続けました。ティーンエイジャーの感性で創った曲を大人になった自分が作り直す。それが思い描いた未来予想図だったかもしれません。
音楽ソフトが安価で買えるようになった今、そんな瞬間は目の前までやってきているのように思います。青春時代の「怨念」が、再び声を上げる日が、そこまできています。(笑。)