平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者がやってくる。彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。この男につい ての謎めいた噂が広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。そして必ず殺人を犯した村人は、濁った 眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。

事件を担当する村の警官ジョングは、ある日自分の娘に、殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く。ジョングは娘を救うためによそ者を追い詰めていくが、そのことで村は混乱の渦となっていき、誰も想像できない結末へと走り出す――

この作品「國村隼さんが出演されている韓国映画」という情報しか知らなかったんですが、映像からの吸引力がすごくて、とにかく観ておきたい作品でした。

観ながらまず思ったことは、作品の中に出てくる田舎の風景がめっちゃ怖いんですよね。

この感じ昔、観たことあるなーって思い出してみたら、横溝正史映画に出てくる田舎(八つ墓村)みたいだなーって思いまして。でもこの映画に出てくる風景のドロドロ感はそれを上回っていました。

全体の雰囲気ですが、韓国版エクソシストみたいって言っちゃうと違うかな?祈祷のシーンは出てくるけど目に見えない悪霊が出てくるワケじゃないので、エクソシストとも言い切れない・・・。

際立っていたのが、右往左往して感情をあらわにする警官ジョングとは対照的に何も話さない國村さんの存在感が、とにかく怖くて不気味です。でも國村さんを疎ましく思い、執拗に追い回すジョングたちも怖くて不気味に見えてきます。

やがて誰の言うことを信じていいのか?と疑心暗鬼になり、出てくる人間がみんな怖く見えてきます。

最後に自分だったら誰の言うことを信じるかな?って思いながら観ていることに気がつく不思議な作品でした。